テオブロミンとはどのような成分ですか?
テオブロミンというのは、
カカオ豆を原料に作られる
チョコレートやココアに多く含まれている成分のことです。
テオブロミンは、カフェインと同じ仲間ですが、
中枢興奮作用はカフェインよりは弱いです。
テオブロミンの効用は?
テオブロミンには、
血管を拡張させて血流量を上げ、
体温を上昇させる働きがあります。
また、脳内物質のセロトニンに働きかけて、
食欲を抑え、リラックスさせる作用もあります。
さらに、強心作用、腎血管の拡張、
尿細管の再吸収抑制などで利尿効果を示します。
鉄とはどのようなものですか?
鉄というのは、
体中に酸素を運搬する
赤血球を構成するミネラルのことで、
その70%が赤血球にあり、
30%が肝臓などに蓄えられています。
鉄が不足すると?
鉄が不足すると赤血球が小さくなり、
鉄欠乏性貧血になりますが、
これは月経のある女性や妊婦に多いです。
といっても、鉄は体内で再利用されますので、
外部からとる量はわずかでいいとされています。
鉄が含まれているものは?
一般に肉や魚、内臓といった動物性の「ヘム鉄」の方が、
植物性の「非ヘム鉄」よりも吸収率が高く、
食品では、レバー、肉や魚の赤身、ヒジキ、キクラゲ、がんもどき、
菜の花などに多いとされています。
鉄のサプリメントについて
鉄は酸化の引き金にもなりますので、サプリメントでとりすぎると、
心疾患などのリスクが高くなるといわれています。
なので、男性や閉経後の女性は、
マルチタイプのミネラル・サプリメントを選ぶときは、
鉄が入っていないものを選んだほうがよいです。
なお、1日当たりの摂取目安量に
鉄が4〜10mg含まれている食品には
「保健機能食品」(栄養機能食品)の表示が認められています。
鉄の摂取量は?
日本人成人の1日当たり栄養所要量は、
男性が10mg、女性が12mgとされており、
妊婦や授乳婦は3rを追加します。
なお、許容上限摂取量は30rとされています。