メガビタミン療法、ビタミンC、腎臓結石(シュウ酸カルシウム石)...

メガビタミン療法とは?

1970年代以降、
ビタミンCの保健効果を期待して
1日に何gも摂取するメガビタミン療法が知られていますが、

 

これについては、十分な科学的根拠は得られていません。

ビタミンCはどのような点に注意が必要ですか?

ビタミンCは、通常の食材に由来する成分なので、
特に問題となる健康被害や副作用は知られていません。

 

ただし、一部の医薬品との相互作用がありますので、
何らかの医薬品を併用する場合には、
主治医に相談の上で利用する必要があります。

 

また、ビタミンCの1日の許容上限摂取量については、
日本の基準では規定されていないのですが、

 

米国では1日当たり2000rが上限となっていて、
それを超えて大量に摂取すると、

 

胸焼けや下痢といった胃腸障害、
頭痛などを生じることがあるとされています。

 

なお、一般的には、
ビタミンCを摂取することにより期待できる健康上のメリットのほうが、
デメリットを上回ると考えられています。

 

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ビタミンCと腎臓結石(シュウ酸カルシウム石)との関係について

ビタミンCにより
尿中シュウ酸の排泄量が増加することから、
ビタミンCの摂取と腎臓結石(シュウ酸カルシウム石)
との関係が指摘されています。

 

これについては、実際に特異な体質の場合、
例えば、低クエン酸尿症のケースなどでは、
ビタミンCによる腎臓結石の石灰化促進も考えられます。

 

しかしながら、米国における大規模な疫学調査によれば、
ビタミンCの摂取と腎臓結石の発症との関係は否定されていて、
一般的には問題になりません。

 

なお、腎臓結石の発症には、ビタミンCの摂取だけでなく、
次のような様々な因子が関与しています。

 

■カルシウムとマグネシウムの不均衡
■カルシウムの摂取不足
■動物性たんぱく質の過剰摂取
■各自の体質...など

 

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