1日当たりの所要量、栄養所要量...

1日当たりの所要量とは?@

ビタミンやミネラルというのは、
必須栄養素として、
1日当たりの所要量(必要量)の目安が決められています。

 

この所要量という値は、
栄養素の欠乏を原因とする急性疾患を防ぐために定められたもので、
毎日の食生活を工夫すれば摂ることのできる量になっています。

1日当たりの所要量とは?A

また、日本人の栄養所要量では、次のものを用います。

 

■平均必要量
・その集団における50%以上の人が所要量を満たすと推定される
 1日の摂取量

 

■栄養所要量
・ほとんど(97〜98%)に人が必要量を満たすのに十分な摂取量

所要量から保健量へ

従来の「所要量」に対して、
近年では「保健量」という考え方が提唱されています。

 

この保健量というのは、
現代において必須栄養素の欠乏症は稀になったものの、

 

多くの人々が半健康状態であることから、
個人の体質や性別、年齢、生活環境やストレス、
喫煙や飲酒といった生活習慣などを考慮して、

 

よりよい健康な状態を得るためには、
所要量以上を摂取することが好ましいという考え方をいいます。

 

そして、この保健量という考え方は、
ビタミンやミネラルの一部に適用されています。

日本人の栄養所要量

ヒトの体に存在する数多くのミネラルのうち、
世界各国において
1日当たりの所要量や必要量が示されているものは、
全部で15種類あります。

 

ちなみに、「第6次改定 日本人の栄養所要量」では、
13種類のミネラルに対して、所要量が策定されています。

 

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